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繁殖をする前の大切なご案内

繁殖をする前、もしくは雄と雌を水槽で混泳させる際にも同様、繁殖を望まなくとも繁殖してしまう場合になる場合には一度考えておいてください。

現在の環境で飼育する前に一度考えてみてください。 ウーパールーパーの繁殖では数百個の卵を産みます。仮にそれらが無事成長した場合に育てられる環境がありますか?もし生まれて育てられないウーパーウーパーができたらあなたはどうしますか?

飼えなくなったウーパールーパーは日本の生態系にいてはいけない動物のため「外来種」と呼ばれるものになります。そのため近くの池や川に逃がすことは禁じられています。もし逃がしてしまった先で繁殖した場合、その場所で元々住んでいた在来種の生活に少なからず影響を与えてしまいます。

ウーパールーパーの本来の生息地であるメキシコの湖(現在はもうわずかしか無い)では開拓が進んだうえに、食用目的にに放流された外来種の生物によって更に生活を追われてしまっています。保護動物に指定されましたが姿を消すのも時間の問題と言われています。

それと同じようにウーパールーパーも日本在来種の生態系に影響を与えてしまう場合があります。放流は絶対にしないようにしてください。

では増えてしまったウーパールーパーは殺したうえで捨てるしか手が無いのでしょうか?もしくは水槽にぎゅうぎゅうになってもウーパールーパーを育てるべきでしょうか。

一番の方法は繁殖をさせずに増やさないよう対策を行う事だと思います。命に対しての責任とは「知らなかった」ではすまされません。繁殖によってどういう事が起こるのかきちんと理解する意味でも繁殖についての知識を身につけてください。

また、最近ではウーパールーパーもインターネットを通じて広く里親を募集する事もできます。繁殖してもきちんと里親を探して引き取り手を探せるように準備もしておくこともできます。

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