気軽にキープ、主力はタブレット餌
タブレット餌の「タブレット」はパソコンのペン型入力デバイス!ではなくて「錠剤」の方です。配合された材料が餌粒で固まっている餌で、ウーパールーパー専用の餌も販売されており、最近ではアクアリウムのお店でも流通されるようになってきました。種類も幾つか販売されていて、成分もほとんど同じですので、選ぶポイントとしてはウーパールーパーが食べやすいタブレットの大きさだけ考えていただければ問題ありません。
現在販売されているウーパールーパー専用の餌は小さいものが多く、孵化して間もないウーパールーパーや、生体となり大きく育ったウーパールーパーには適さないというより物足りない場合があります。
お薦めなのは成分のよく似た「キャット」と呼ばれるナマズを中心にした水底の近くに住む魚類向けのタブレット餌です。ナマズにあるヒゲが猫っぽいので「キャット」と呼ばれています。こちらは大きさの種類が豊富で、小さい小粒の「ミニキャット」、ミニを2粒同時に食べるようになったら通常の「キャット」、そのキャットでも物足りない育ち切った成体サイズになったら「ビッグキャット」(これはかなり大きい)と、ウーパールーパーの大きさによってチョイスできます。
安さだけで選ぶとしたら金魚(らんちゅう)向けの餌があります。魚類なのでこれだけで育てるのはちょっと酷ですが、ある程度まんべんなく成分が配合されていています。安さの特徴は小さいパックだとあまり変わりません、米俵か!ってくらいの大きさのものが販売されていて、これを同じ量に換算すると圧倒的なコストパフォーマンスになります。ただこちら場合、仮に10年かかっても使いきれるかわからない量ですし、そもそも何年も保管できるものではないので、利用できる方はかなり限られると思います。
そのほかの餌でもある程度代替できます。たとえばザリガニや亀など、底近くで水棲する肉食系の生き物の餌です。小型の昆虫など食べるものが似ているのである程度の代替が比較的可能です。亀の餌は浮きますが、沈下性(ちんかせい:水に沈む性質)の餌であれば食べやすいでしょう。ただし、先に挙げたように、ウーパールーパー専用の餌であっても1つに偏ってしまうのは避けることをお勧めします。