設置場所がすべての決め手
水槽は、水槽そのものも重く壊れやすいものですが、中に水が入ると考えるも恐ろしい重さになります。もし万が一割れて水が漏れようものなら大量の水が流れ出しウーパールーパー達が床を滑りだしてしまいます。部屋は飼育水の臭いで充満して床に近い家具や電化製品が水にまみれ、マンションなら階下に水が流れ損害賠償となります。…想像しただけでも恐ろしい。そうならないために設置場所と設置方法にはこれ以上ないくらいキッチリやりましょう。
「重さ」水槽の大きさから重さを計測しておきましょう。基本的には購入する水槽にリットル数が書かれています(もしない場合には店員さんに確認してください)。大きさが適正な専用の水槽台であれば耐えられますが、棚や床の上など、何か別のものに置く場合には危険が付きまといます。水槽の下になるものが、常時水槽の重さに耐えられるか、安定性はあるか、歪んだりしないかの確認をしてください。
「水平」もしかしたら重さよりもこちらが重要なのかも知れません。水平計(100円ショップでも売っています)を用意していただき測ってください。少しでも傾いてると比重がズレてしまい水槽の一部分に重さや圧力が集中してしまいます。ガラスの場合、シリコンなどの結合部に圧力が必要以上にかかると劣化も早くなります。段差や傾きがあるようなら新聞紙や段ボールでササっとなどではなく台を見直した方がいいでしょう。極々小さなものであれば、水槽下に専用マットを敷いておくことで軽減が可能です。
「振動(音)」平らであっても常時何かしらの振動が加わる場所への設置も避けた方がいいでしょう。水槽への影響ももちろんですが、微妙に揺れてる水槽ではウーパールーパーがかわいそうです。
「日光」の差し込む場所はコケ発生の危険があります。夏などは不用意な水温の上昇も引き起こしてしまうなど、水槽内の環境を安定させるのがより難しくなります。ウーパールーパーは明りが無いと生成されない体内成分などはありませんので環境管理の面から日光が当たらない場所を選択された方が得策です。
「水回り」これはできればいい程度の要素ですが、飼育する中でどうしても面倒に感じてしまう作業に換水を挙げる方が多くいらっしゃいます。その場合、水槽の設置場所が上水道と下水に近い場所だと作業が軽減されるのではないでしょうか。ちなみに換水の際に捨てる水は汚いというよりも色々なものが溶け込んでいるので、キッチンでの排水は避けてください。