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普段の水換えでの心がけ

一気にせずに少量の水換えを頻度よくすることが一番のポイントです。たくさんの水を一度に変えてしまうと水槽内で繁殖した生物ろ過用のバクテリアが減少して生物ろ過の能力が落ちてしまいます。また、水槽内の生物ろ過が正常に働き、より毒素の少ない物質に変換されたとしても最終的に水槽内から出すには換水以外の方法がないため、換水の頻度が落ちてしまうと目には見えにくい水質まで悪化してしまいます。

水槽の大きさやフィルターのスペックにもよりますが、3~5日毎に1/5~1/3程度の換水を行って水槽内の毒素を定期的に出すように心掛けてください。

換水する際に新しく入れる水は、恐らく湧水や地下水でもない限り塩素の含まれる水道水だと思います。塩素を取り除く際にはカルキ抜きのハイポよりもテトラコントラコロラインをお勧めします。ハイポは効果も高いですが溶かす量がとても難しく、溶かしすぎは逆に毒となるためです。もしテトラコントラコロラインが手に入らなければ1日汲み置きをして塩素をなくすようにしてください。

また水道水の水の成分は水道局によって異なります。そのため最初の1回だけでもいいので水道水を出しただけの100%水道水の状態で水質チェックを行ってください。PHや鉄、塩素などの含有量を計測しておけば、換水によってバランス調整できない成分を見つけることができます。水道水だけでバランスをとれない事を理解しておくことは水質管理にとっては重要な要素です。

水槽から水を汲み出す際にはホースを使いますが、サイフォンの呼び水として電池式と、ポンプ式、上下運動式があります。電池式はフィルターの吸水と同じ構造でフィンを回しポンプ式はポンプを押して戻る構造を利用して水を吸い出します。サイフォン式とは両端を水によって密閉されたホースを通じておく事で、水槽の壁を越えて両方の水面の高さを揃えようとする方法の事です。この方法を利用するにはホース内を水で満たす必要があり、そのための呼び水方法がポイントになります。

水換えの最重要ポイントは頻度良く交換することですが億劫になるならないは手間をかけない方法を確立することにあると思います。上級者は蛇口をひねるだけで水を無害化して水槽に流し込まれ、上昇した水位分を排水されるようにできます。ここまですることができれば億劫になる事はないでしょう。ここまで行かなくても水槽の水を排水する排水溝と上水を採取する蛇口、水槽の場所などを換水の事も考えて配置することで換水の面倒臭さを少しでも解消することができます。

ただしどんなに手間を省いて蛇口をひねるだけにしても、面倒臭がれば換水はできません。換水を怠りウーパールーパーの調子が悪くなったときにはもう換水をしても遅いのです。

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