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ウーパールーパーの寿命

寿命は参照する資料によって異なりますが、個人飼育可の場合は平均的に5~8年が一般的な寿命といえるでしょう。自然に比べればどんな大きい水槽も狭い環境といえます。その中の環境であれば5年生きられれば十分寿命だと言えるでしょう。

飼育に慣れた上級者さんの場合ですと10年を超える寿命の方もいらっしゃいます。換水を怠らずに水をきれいに保ち、餌の栄養バランスにも気遣い太りすぎにならないようにしてあげる事で、水槽内にもかかわらず長生きさせてあげる事ができているのでしょう。

自然環境下では20年程度生きるとされていますが、ウーパールーパーも生態系の一部なので鳥や動物など、多くの捕食動物も共存しています(した)。そのため生まれ持っての寿命を全うできるケースは少ないといえるでしょう。

かつて、パリにて飼育されていた個体が25年という長寿の記録がありますが、こちらは屋外の庭での飼育なので水槽での飼育とは異なりますが、飼育されているウーパールーパーの中では長寿となります。

甲状腺ホルモンへ働きかけることで変態をする事がありますが、変態したウーパールーパーの寿命は長くとも5年程度と言われおり、特有の再生能力もなくなります。これは一部のカエルが幼生期(オタマジャクシ)に持っていた再生能力を失うのと同様で、変態しない固体であれば成体となってからも、幼生ほどではないですが再生能力を持ち続けます。

ウーパールーパーの寿命を終える死亡原因は幾つかあります、たとえば一見誤飲による腸閉塞や、食欲不振による栄養失調だとしても、腸などの内臓系の働きが弱っていた、という場合があります。こういった原因の多くは体力が弱る事によって今までは問題の無かった簡単な弊害も致命的なダメージを受けることになります。

ウーパールーパーを飼育しているときに、ちょっとでも「面倒くさいなー」と思うことがあるかもしれません。そんな時にはもし死んだときに「換水をあまりしてあげられなかった..」や「エサが偏りすぎて配慮してあげられなかった」などと思い残すことがないように、面倒な気持ちを払拭してください。

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