買うときに忘れたくないポイント
ウーパールーパーを買う時に注意するポイントが幾つかあります。これから一生懸命お世話をして、一緒に暮らすことになる子ですからどんな性格や特徴がある子かをきっちり見極めることが必要です。相性はあまりないとは思いますが、飼うのが難しい子も多いです。たとえば食が細かったり、水質に敏感だったり…知っておいて損はない、購入時に気にしておくべきポイントを挙げてみます。
「目の色について」
体色は大きく分けて5色がありますが、特に気をつけるものに目の色があります。真っ白なアルビノと黄色いゴールデンの特徴でアルビノアイと呼ばれるものがあります。通常の黒い目に比べて目が悪いとされています(見えないわけではありません)。更に金環と呼ばれる輪っかのある子はより視力が弱いと言われていて、ウーパールーパー同士での共食い頻度が高まると言われています。
もちろん目が悪くても共食いをしないウーパールーパーもいますし、黒目でも気性の荒いウーパールーパーもいます。混泳をしなければ共食いの心配もありませんので目の色選びはあくまでポイントの一つです。
「雌雄について」
雄と雌の見分け方は20cm前後の成体にならないと分かりません。雄は後ろ足の付け根後ろ辺りがふっくらと膨らみ、雌は体全体が丸みを帯びます。太って丸みを帯びた雄や、雌でも肛門口が細菌症などで腫れる場合があるのでパッと見だけで判断は難しいかもしれません。大きい成体のウーパールーパーを購入する際にはきちんと確認してあげてください。
「欠損について」
欠損とは主に共食いで手やエラが無くなってしまう事です。ウーパールーパーは再生能力があり、しばらくきちんと育てると再生してくれますのであまり気にすることはありません。ただ、小さい稚ウパが両手両足両エラが欠損していると、再生に使うエネルギーを得る前にエサを食べる事すら困難になり危険です。
また欠損を気にも留めない飼育方法で取り扱う販売主の場合は命の扱い方を間違えています。そのようなお店で購入することは避けましょう。
「大きさについて」
小さいウーパールーパーはとてもかわいく愛らしいですが、一定の飼育レベルが無いと困難です。5cm程度のウーパールーパーだと、意味もわからず弱っていき気づくと浮かんでしまい死んでしまう場合もありますので、できれば10cm程度に成長している安定したウーパールーパーの方がより飼育しやすいです。
また、夏の厳しい季節になるまでにある程度の大きさに育っていた方が安全です。どうしても小さい状態から飼いたい場合には、1月頃に卵から孵った子であれば夏の暑くなる季節まで期間をより確保できます。