まずはここから、エサ入門

餌を考える初めの一歩として、野生で生息しているウーパールーパーが食べているものは何でしょうか。当たり前ですが「ウーパールーパーのエサ」なんてメキシコの湖で漂ってるわけないですよね(笑)。

まず考えられるのは水中棲の昆虫です。それと小魚や他の小型両生類、エビやカニの種類もいるかもしれません。そういった生きた何かを食べて生活していると考えられます。なので本能的にはウーパールーパーは生きた(動く)餌を好む傾向にあるわけですので、生きた餌から栄養を摂取する方が本来の健康的な姿に育つ近道なのではないでしょうか。

ただし生きた餌というのは今の日本で手に入れるのが難しいというのが現実です。アクアリウムショップでは品ぞろえも充実していて簡単に購入することもできます。ウーパールーパーも好んで食べてくれるのですが、ウーパールーパーを飼おうとしているのに虫や小魚を飼わなくてはいけなくなるというのは結構しんどい作業です。餌用の魚の餌や環境の整備なんて…、そもそも虫なんて飼いたくない…、と私は思います(笑)。

心強いのはやはりタブレットタイプです。ウーパールーパー専用の餌もありますし、成分のよく似たウーパールーパーも食べれる他生物向けの餌も多くあります。食いつきが多少悪くなる場合もありますが、おいしい香りが出ているのか、動いてないのに近づいてクンクンと鼻先に付けてからパクっと食べてくれます。置かずにピンセットなどで直接あげてもかわいいです。このタブレットタイプなら密閉して保管も可能で、すぐに腐るような心配も無用、もっとも使いやすい餌だと思います。

冷凍された赤虫やブライン、ミジンコなどの冷凍エサがあります(もし抵抗が無ければ)冷凍庫での保管できます。もしくは乾燥したエビ(クリルといいます)などの乾燥したエサがあり、これなら常温での保管もできますので扱いやすいエサだと思います。

餌を選ぶ一番のポイントは人間と同じで「栄養のバランス」です。例えバランスを考えて配合してるタブレットタイプといえど、一種類に長期間偏ってしまうと心配です。毎日の日替わりで無くていいので定期的に、時に変則的に。色々な餌を取り入れてみることをお勧めします。

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