水槽の掃除は定期的に!
フィルターが十分に動作している水槽では、掃除の必要性は薄くはありますが、それでも掃除をこまめにすることで水質の悪化を少なく維持させることができます。ウーパールーパーのフンは大きく、水槽内の微生物やバクテリアでも分解されにくいため見つけたら取り除きましょう。
ピンセットでつまむと細かくなってしまい、スポイトなどですと崩して吸い取らない限り吸い出すことができません。お薦めは電池式の水換え用アイテムなど、ピンポイントで吸い取ることのできるアイテムでフン周辺の水ごと一緒に吸い出す方法です。そのまま一定量の水を抜くことで換水のきっかけとしても使えます。
水換えの際にはできるだけ掃除もするようにしましょう。水槽のガラス(アクリル)面を傷つけないようなスポンジなどで軽くこすり、不純物が水内に入ります。その水をすかさず吸い取るように抜水しましょう。底床に砂利などがあれば吸い出し口の広さがあるものを用意すれば砂を吸い出すには至らず、水のみを吸い出す事ができます。
砂利を擦りながら水を吸い取るとはいえ、砂利を巻き上げる事で砂利の中に棲んでいる微生物やバクテリアが一定時間水中に放出されます。この際に思った以上に硝酸値が高まってしまうので、底床が広い場合には全体を混ぜずに部分的に掃除をして、十分時間をあけ、場合によっては翌日などというように段階的にしてあげてください。
隠れ家となる土管やシェルターなども含めた掃除をする場合には一度ウーパールーパーを取り出して掃除をした方が得策です。この際ウーパールーパーを移動する一時的な仮住まいの水は水槽の水を使ってストレスを軽減してあげてください。
クーラーをつかう季節であれば、水温の急上昇を抑えるために氷などを使って気をつけてあげてください。短時間の水温変動は思いのほかストレスになります。
またフィルターの掃除を行う場合には換水を控え、フィルター内に生物ろ過用のバクテリアが戻るまでは大量の換水は行わないようにしてください。フィルターの掃除は1~2ヶ月を目安に掃除をするといいと思います、掃除の際には各部、連結パーツなどに劣化が無いか確認しましょう。投げ込み式以外は上部や外部に水を吸い出す機能があるので、壊れてしまった場合に漏水を起こしてしまう場合があります。お気を付けください。